プエラリアは皮下脂肪を増やすの?

プエラリアは皮下脂肪を増やす!?

プエラリアを服用すると皮下脂肪が増えるという噂がありますが、プエラリアを服用して直接的に太ったり、皮下脂肪が増えたりすることはありません。

プエラリアには、女性ホルモンのエストロゲンとよく似た構造を持つ植物性エストロゲンが含まれています。植物性エストロゲンを補うことで、エストロゲン作用を助けます。
それにより、乳腺が刺激されてバストに脂肪がつきやすくなったり、丸みを帯びた女性らしい体つきになったりするように導きます。
それが、「太った!」、「皮下脂肪がついた!」という声の理由だと考えられます。
また、エストロゲンは、コラーゲンやヒアルロン酸などの潤い成分の生成にも関わっていますので、植物性エストロゲンを摂ってエストロゲン作用をサポートすることで、肌の潤いが増えて、皮膚がふっくらと柔らかくなったことが「皮下脂肪が増えた!」という声のもう一つの理由だと考えられます。

プエラリアは皮下脂肪を増やすどころか、むしろ減らして、痩せるお手伝いをする働きがあります。
女性ホルモンのエストロゲンは、豊かなバストをつくったり美しい肌をつくったりするだけでなく、血行を促して、代謝を高める働きもあるのです。
プエラリアは植物性エストロゲンが含まれていますので、間接的にエストロゲンが持つ血行促進作用や代謝UPなどもサポートします。
代謝が高まると、脂肪燃焼効果も高まりますので、体は痩せやすい状態になります。
代謝の高い状態で食事に気を付けたり、運動をしたりすると、皮下脂肪は減って体重減が期待できます。
以上のことからも、プエラリアが皮下脂肪を増やすことはまずないといってよいでしょう。

プエラリアで皮下脂肪が増えた理由

しかし、実際にプエラリアを飲んで皮下脂肪が増えた方がいます。
何度も言いますがプエラリアを飲んで直接的に皮下脂肪が増えることはありません。
しかし、注意しなければならないことがあります。
前章で、エストロゲンには血行を促して代謝を高める働きがあると説明しました。
プエラリアで植物性エストロゲンを摂るとエストロゲン作用を助けますので、プエラリアを摂ると間接的にエストロゲンが持つ血行促進や代謝もサポートします。

代謝が高まると、以前よりもお腹が空きやすくなります。
いつも通りの食事をしていれば問題はないのですが、食欲が増えたままに間食を増やしてしまうと体重は増えて、皮下脂肪も増えます。
これが、プエラリアを飲んで皮下脂肪が増えてしまった理由だと考えられます。
皮下脂肪を増やさないためには、お腹が空いても我慢をして通常の量の食事を摂ってください。
どうしても空腹感に耐えられないときは、ナッツやドライフルーツなどの栄養価が高くて少量でも満腹感があるものを間食しましょう。

とはいっても、脂肪は悪ではありません。
バストアップを望む方はある程度の皮下脂肪は必要です。
バストは1割が乳腺、9割が脂肪で出来ていますので、どんなに乳腺を刺激しても脂肪がなければバストアップはしません。
女性の多くが出来れば体の脂肪は減らしたいと思っているでしょうが、体の脂肪は筋肉や心臓を動かすエネルギー源となったり、体温を一定に保ったり、内臓を守る働きもありますので、減らしすぎるとかえって健康を害する恐れがあります。
女性の場合、体脂肪率が20%を下回ると、生理不順や不妊のリスクを高めるといわれています。
健康的でメリハリのある美しい体を目指すなら、体脂肪25%前後を維持しましょう。

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